JIRO MAKINO LAW OFFICE
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2020.4.30 会社の「脱ハンコ」化~電子契約システム導入の手引きをアップロードしました。

2020.1.28    2月の企業法務研究会は、個人情報保護法「現行法・改正法の課題、改正法の特徴と変更点、今後の課題について」です。 

2020.1.1      明けましておめでとうございます。当事務所の新年PV動画をアップロードしました。

2019.11.21 システム開発相談会(無料)を開催いたします。12月19日 12月26日  

2019.10.29    11月の企業法務研究会は、「企業経営者にかかる贈収賄罪など、経営責任について」です。  

2019.10.24    システム開発相談会(無料)を開催いたします。11月8日 11月12日  

2019.9.25  10月の企業法務研究会は、「5Gの展望と法的課題」です。

2019.9.02      システム開発トラブル 無料相談を開催いたします。9月17日 9月27日 

2019.5.29  システム開発トラブル 無料相談を開催いたします。6月12日 6月27日 7月10日 

2019.5.29  6月の企業法務研究会は、「中途採用、退職者にかかる情報管理問題」です。

2019.4.17      5月の企業法務研究会は、「法廷傍聴」です。

2019.3.26    4月の企業法務研究会は、「株主総会対応 本年の重要課題から」です。

2019.2.26  3月の企業法務研究会は、「最近のIoTの動きについて」です。

2019.2.15  「GDPRの違反」速報

2019.1.30  2月の企業法務研究会は、「EU 非個人データの自由な流通に関する規則について」です。

2019.1.23  「『十分性認定』と日本企業の対応の注意ポイント」を掲載しました。

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牧野総合法律事務所弁護士法人は、法的紛争や課題に対し真摯に対応し、市民生活や事業活動に対して適切な法的支援を行っています。

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所長ご挨拶

NEW NORMAL の時代とは 

 

  

 

個人が、自身の生き方、働き方をしっかり見定めることが重要な時代に 

 

 

 

 新型コロナの第二波が来たとか、来ないとか、評価は定まっていませんが、未知のウイルスですから、まだまだ分からないことばかりで、対応に苦慮します。 

 

 調べてみると、いろいろな情報が出ています。 

 

 血液型と重症化傾向の分析を行った研究では、O型の方は比較的重症化しにくく、A型の人は重症化しやすいと指摘されています(東京都医学総合研究所「新型コロナウイルスの重要かの遺伝的要因 AOB血液型が関係する」 

 

 http://www.igakuken.or.jp/r-info/covid-19-info629.html)。 

 

 この報道には驚きましたが、肥満、特に60歳未満の人の肥満は危険因子であるという論文もあります(OXFORD ACADEMIC “ Obesity in Patients Younger Than 60 Years Is a Risk Factor for COVID-19 Hospital Admission”「 60歳未満の患者の肥満はCOVID-19入院の危険因子です」)。 

 

 さらには癌、高血圧、慢性呼吸器疾患、糖尿病、心血管疾患、そしてついには高尿酸血症(いわゆる痛風ですね)も重症化の要因であるとの報道も多数出ています。 

 

 男性の方が女性よりも重症化リスクが3倍だとのニュースにも驚きました。 

 

 既に高齢者が重症化しやすいということは指摘され続けており、特に注意が必要のようです。 

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200418-00173932/ 

 

 感染症専門医の忽那賢志の解説でも、高齢者の重症化リスクが高いとされています。 

 

 (上記グラフも同記事の解説から引用しています) 

 

 

 

 こうした情報を総合すると、男性、高齢者、高血圧、糖尿病、高尿酸血症などに当てはまる人は、「重症化しやすい人」ということになりそうです。要注意ということです。これに対して、健康で、若い方であれば、特段の肥満症でない限り、重症化リスクは比較的小さいといえるのかもしれません。もっとも、基礎疾患があれば事情は全く異なるでしょう。 

 

 

 

 これまで我々は、みな同じ条件で電車に乗り、働き、みんなで集まって食事をしたり飲み会をしてきました。それが当たり前でした。それが、緊急事態宣言でいったんストップしましたが、このところ、経済活動の優先との掛け声もあり、元の生活に戻ろうとしているようです。 

 

 元の生活に戻るような、それでもなんとなく安全なような雰囲気があるように思いますが、雰囲気で元に戻るのは危険でしょう。人それぞれに危険な因子、重症化の要因を抱えているはずなので、それらを考慮して、自らの行動を規制し、危険から一定の距離を置くような生活、業務対応が必要でしょう。 

 

 こうして、一人一人が、自身の生き方、働き方をしっかり見定めることが重要な時代になったのであり、このことを指して「NEW NORMAL」というのだと思います。個性が尊重され、個々人が活かされる社会、個人が、人として尊重される時代、ということだと思います。 

 

 いま、働き方改革、NEW NORMAL が議論されていますが、どうも、企業目線だけの従業者管理方法はどうあるべきか、とか、生産性向上のためにはどうすべきか、などの視点ばかりが強調さています。それも大切ではありますが、同時に、個人が、その弱さ、強さも堂々と主張して、最適な生活、最良の働き方を提案できるような仕組みが必要でしょう。 

 

 

 

 NEW NORMALの時代は、新しい企業構造、労働構造を求めているともいえるでしょう。 

 

 元の生活、元の業務に戻るという安易な選択ではなく、個々人が生き生きと、安心して働き、生活できる仕組みへ進めるよう、知恵を寄せましょう。 

 

  

 

2020年8月27日 

牧野総合法律事務所弁護士法人 

 

 

代表  弁護士牧野二郎